時間が過ぎて行くのです
止まらないのです。
絶対に。
どうやっても、誰がどう頑張っても、化学でも、宗教でも、
絶対に止めることが出来ないのです。
「時間」
世の中は本当に不公平に出来ている。
平等なんて言葉は初めから世界には存在していない。
存在していないものだからこそ、人は声高に叫ぶ。
「平等に」って。
生まれた場所、時代、それらによって人は全く違う人生を送ることになる。
私は幼い頃からよく思っていた。
いつか本当の両親が私を迎えに来るのだと。
ずっとずっとそう思い続けていたけれど、
そろそろ諦めなくっちゃね。
だって、私の両親は本当の両親なのだから。
私はこの両親のもとに生まれたということを
もういい加減に受け入れろ。
ほかに私の親なんて存在しないのだから。
だけど、不公平だよな~
優しい親の元に生まれた人と、そうじゃない親の元に生まれた人は、
もうそのスタート時点でその後の人生が全然違う。
たった一つ、この世界で平等なのは「時間」だ。
時間だけは誰の元にも平等に過ぎる。
生まれて、生きる。そして死ぬ。それが「時間」
あの人もこの人も、みんな時間の流れの中で生きている。
どんなに苦しいことがあっても、必ず終わる。
必ず、必ず、終わる。
だから、
なんだか、
そんなに色んなことに拘らなくてもいい。
時間は過ぎて行くのだから。