自分が一番
人って誰でも自分が一番大事だよ。本当だよ。
あの人は犠牲的精神でもって、人助けをしている立派な人だ。
なんて言われている人だって、一番大事なのは自分だよ。
自分を犠牲にしてまで人を助ける人なんてないよ。
そんなことない? 自分を犠牲にしても人を助ける人を知ってる?
それはね、そう見えるだけだよ。
人を助けられる人っていうのは、自分自身に余裕のある人だからね。
経済的にも精神的にも余裕があれば、困っている人を助けることは出来る。
余裕がないのに人なんて助けられないからね。
みんなみんな誰だって自分が一番大事だよ。
他の人も、いえ、人間は全員自分が大事なのに、他の人は自分を犠牲にしてでも
困っている自分を助けてくれるものだと思っていたりする。
だから、助けて欲しいと言っても、助けてくれなかった人のことを恨んだりする。
人に助けを求めるのは悪いことではないよ。むしろ良いことだよ。
だけれど、100%助けてもらえるなんて考えることは間違ってる。
だれも100%なんて無理だから。
そんなこと思ってない? つもりでも要求ってどんどん上がるからね。
人に何かを頼んだとき、60%もやってもらえたら大感激。
50%でも感謝感激雨あられ。
まあ30%が普通。いえ、やってもらえないのが普通って思っていたら、
ちょっとやってもらっただけで、すっごい嬉しい。
それくらいに思って生きていたら楽だよ。