結局誰にもなれなくて…
あんな人になれたなら、
こんな人であったなら、
ああなりたい、こうなりたい。
あの人素敵、カッコイイ
あ~、どうしたらあんな人になれるんだろう。
あんな人になれさえしたら、私はきっと幸せになれるのに。
なんてことを思っていた若い頃。
いえ、最近まで思っていたかも。
自分じゃない誰かになりたいと。
自分だから幸せになれないんだ。
自分じゃない人になれたら人生はもっと違うものになるはず。
なんてことを来る日も来る日も思っていたっけ。
それって自分にオッケーを出していないってこと。
自分じゃダメってこと。自分なんて自分なんて……
ってわけでネガティブ全開。
人生のほとんどをネガティブで生きてきたかも。
でも、今まで生きて来た時間より、残りの時間の方が少なくなって、
ようやく諦めた。自分は自分で他の誰にもなれないってこと。
やっとかい。その歳になってようやくかい。
そうなの、ようやくなの。
自分は自分で他の誰にもなれない。
だから、このままの自分で、まっいっか(^^)
ほんとに自分でいっかって思えたら、楽になった。
ネガティブもなくなった。
ポジティブになったわけじゃないけれど、
どどーんと落ち込むことは無くなった。
落ち込む一番の理由って、人と比べることにある。
自分と人を比べて、あれがダメこれがダメ、ダメダメ連射攻撃
しかも比べる相手は自分よりはるかに出来る人。
自分にはとうてい出来ないことをなんなくやってのける人。
そんな人と比べてるんだから、自分はダメって思うのも無理はない。
もうね、やめたよ。人と比べるのは。
比べている限り、心の平安は訪れないんだから。
比べないとね、楽チンだよ。
ほんとに楽。楽だから、毎日楽しくなった。
楽と楽しいって同じ字だからね。