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  • 名古屋カウンセリング・いろり

街の明かり


夜の街を歩いていました。

ずんずん歩いて

どんどん歩いて

名古屋駅に着きました。

見上げると

ビルの明かりが眩しいです。

そして、ビルが私の前に迫ってきます。

私は立ち止まったのに、

ビルはどんどんと押し寄せてくるのです。

私は呆然と突っ立っていたのです。

誰かが私の肩にぶつかってきて、

私は我に返りました。

ここは都会だな~

ふっとつぶやきました。

子供の頃に暮らしていたのは、海と山がある

田舎の町でした。

夜になると、ところどころに街灯がぽつんぽつんと

点いているだけでした。

田舎の夜は暗いのです。

だけれど、家の中は明るいのです。

みんな家にいて家の電気が点いているから。

都会の夜は遅いから、家の明かりも点くのは遅いのです。

田舎の夜はひとりでいても寂しくないのです。

でも都会の夜の街にひとりでいると妙に寂しいのです。

だけれど、そんな気持ちに浸っているのもけっこう好きなのです。

なんだかまったくとりとめのないことを呟ている夜です。


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